洋服ブラシ

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洋服ブラシは、洋服を長持ちさせるための大事なアイテムです。1日着た洋服は、ゴミやホコリ、汗や人間の脂で汚れています。そのまま放置してしまうと、ノミやダニの住処になってしまいます。ウールやコットンと言った自然素材だけでなく、合成繊維の場合も、人間の汗や皮脂がつく事で、ノミやダニなどの格好の住処になり、虫食いで駄目にされる危険性があります。

メンズのスーツなどは、ウールが基本素材ですから、それでなくとも虫食いの危険性が高く、着た後のお手入れは必須です。スーツにブラシをかける場合は、まずしっかりしたハンガーにスーツをかけて陰干しをし、十分スーツから汗などの水分を蒸発させます。それから洋服にブラシをかけていきますが、安物ではなく、なるだけ上質な洋服ブラシを用意する事が肝心です。ウールは生地になっても、呼吸をしていますから、繊細なブラシでないと、かえってウールの毛の表面を傷つけ、劣化させかねません。

洋服のブラシは少なくとも、大きなゴミやホコリを取る専用の物と、ウールの表面を整える仕上げ用が必要です。洋服ブラシで最高級品は、馬毛や豚毛が使われているもので、毛足の長いものと短いものがあり、比較的短目のもので、大雑把にゴミやホコリを取り除き、毛足の長めのもので、生地を整えるわけです。高いものはそれなりに使用感が違って、洋服の生地にも良いと言えますが、一本で2万円近くしますが、ケチると折角の洋服を損ねる事になり、ここは奮発して良質なものを購入する事をお勧めします。一度良いものを購入しておけば、一生モノですから、高くはないはずです。

カシミヤやスエードと言った特殊な生地には専用の洋服ブラシがあれば、理想的です。繊細な素材は、繊細なお手入れは不可欠ですから、気を使う必要があります。雨などで濡れた洋服のお手入れは、通常のお手入れに比べて、陰干しの他に型崩れを直すためにアイロンをかけますが、その前に良くブラッシングして、汚れを落としておく必要があります。またアイロン後もブラッシングすると、雨で濡れた生地が生き物のように、甦ってきます。

上質な生地を使って、上質な縫製で作られた洋服は、まさに生き物と言えますが、その営みを支えるものが洋服ブラシと言えます。最近のスーツは生地の番手の細かいものが多く、着心地も良い分、お手入れにも気を使う必要がるといえます。

洋服ブラシのKENT

ケント(KENT)社は、1777年に創業したブラシメーカーです。1955年にエリザベス2世によって王室御用達メーカーに指定されたこともあるそうです。ケント社のブラシは全て、100%天然の豚毛(bristle−ブリッスル)を使用しており、ナイロンなどの化学繊維は一切混合されていないそうです。

KENTは海外メーカーですが、日本では、江戸屋が有名でしょうか。こちらはさらに古く1718年創業の老舗です。

洋服ブラシの馬毛と豚毛

最高級品は、馬毛や豚毛が使われているのですが、その違いは何でしょう?

従来は天然毛といえば豚毛が主流だったのですが、近年カシミアやアンゴラなどのデリケートな生地を使った洋服が多くなったこともあり、豚毛よりもさらにやさしい馬毛のブラシが一般的になってきているようです。

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